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【岡山】桃太郎のモデルで日本書紀にも登場した人物を祀る吉備津神社

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こんにちは!nattuberryです。

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

2021年7月、岡山県へ1泊2日で旅行してきました。

 

1日目は倉敷周辺、2日目は岡山市周辺を観光する計画で、

2日目の朝イチに、あの「桃太郎」のモデルになったといわれる人物を祀っている、吉備津神社を訪れました。

 

吉備津神社はこんな所

  • 桃太郎のモデルとなったといわれる「吉備津彦命(キビツヒコノミコト)」を祀っている神社
  • 桃太郎の話はとある伝説?伝承を伝える神社
  • 広大な敷地で見応えのあるスポットがたくさん
  • 国宝に指定されている独特で迫力のある本殿の屋根が魅力的

 

今まで訪れた神社と比べても圧倒されるような雰囲気のある神社で、

面白い神社でした。

実際の参拝の様子や桃太郎にまつわるお話をまとめてみました。

 

 

 

 

旅の概要

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吉備津神社へのアクセス

車または公共交通機関(JR)でのアクセスが可能です。

電車だと、JR吉備津駅から徒歩で10分程度(ただし電車は1時間に1~2本とのこと。)

駅から降りるとすぐ参道のため、散歩感覚で楽しめそうです。

 

私たちは車で向かったのですが、

前日宿泊したファミリーロッジ旅籠屋からは車で10分~15分程度でした。

駐車場がかなり広く、満車の心配はなさそうです。

私たちは宿をチェックアウトしてすぐ向かったため、吉備津神社には9時前に到着。

連休中ではありましたが、朝はガラガラでした。 

 

ちなみに駐車場の前にあるお土産屋さんには鬼がお茶を売っていました。

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境内の様子

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滞在時間は1時間程度でした。日差しが厳しく、かなり暑い日でした。

車を降りると、境内へは長い石段を上ります。

朝が早かったこともあり、ご機嫌ナナメな娘をなだめながら、いざ境内へ向かいます。

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本殿

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石段を上りきると、そのまま本殿へ到着。

祀られている吉備津彦命(キビツヒコノミコト)は281歳まで生きたといわれているそうで、延命長寿にご利益があるそうです。

その他、安産や子育てにもご利益があるらしく、戌の日のお参りも受け付けていました。

また、私たちが参拝した日はお宮参りの方が多く、ちっちゃい赤ちゃんがたくさんいました。可愛かった‥。

 

ちなみにこの本殿の造りは「比翼入母屋造(ひよくいりもやづくり」と呼ばれており、国宝にも指定されているそうです。

建築的なことは全く詳しくないので‥凄さとかは分からないのですが、

出雲大社や伊勢神宮を参拝した時に近い、重厚感を感じました。

あと、三角屋根とくいっと反りあがった屋根がなんとも笑っている猫に見える‥(私だけ?)

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その他のスポット

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吉備津神社は敷地がかなり広いため、親切に見所の説明をしてくれています。

私たちもそれに沿って回りました。

 

回廊

夏のシーズンだけかと思いますが、風鈴のチリーンという音に癒されながら歩けました。

結構距離があるせいか、ウォーキングコースとして活用している方もいました。

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歩いていると気になる碑が。

説明を読むと、戦争中に校舎が焼けてしまったそうで、この神社でしばらく授業していたらしいです。

こんな石の床で授業を受けていたなんて‥。学べる環境があるというのはありがたいことなのですね。

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本宮社

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安産・育児の神様ということで、娘をまっとうに育てられるようにお祈り。

女性の病気にもご利益があるのかもしれませんね。

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祈願トンネル

安産の神様の次は合格の神様。

中学受験・高校受験・大学受験を控える学生さんたちの拠り所になっていそうです。

沢山の絵馬がありました。

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おみくじを結んで合格の文字!

こういうの、結構好きです。

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おみくじ(桃太郎)

おみくじコーナーには桃太郎のお話が絵になっていました。

絵だけでもお話の流れが分かるので、娘もぐるぐる回りながら桃太郎を堪能していました。

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実際に引いてないので分からないのですが、英語のおみくじもあるのかな?

英語でおみくじの引き方の説明も書いてありました。

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nattuberry'sプチ情報

吉備津神社に祀られている「吉備津彦命」が桃太郎のモデルらしい

岡山県といえば桃太郎というのは気付いていたのですが、なんで岡山が桃太郎なのかなー‥と漠然と疑問だったのですが、この神社に祀られている神様が桃太郎のモデルだといわれているからなんですね。

さらにこの「吉備津彦命」は日本書紀にも登場するそうな。

 

家にある日本書紀の本を調べてみると、確かに登場していました。

崇神天皇10年9月の項目にこのように書かれていました。

九月の丙戌の朔にして甲午に、大彦命を以ちて北陸に遣し、武渟川別を東海に遣し、吉備津彦を西道に遣し、丹波道主命を丹波に遣したまふ。

引用元:日本の古典をよむ2 日本書紀 上

 

前後の要約を読むと、各地方にはまだ中央に従わない人々がいたそうで、その人たちを討伐するために4つの地方に各将軍を派遣したとのことです。

そして、岡山県付近の担当が吉備津彦命ということだったのですね。

 

またこの地域には「温羅退治」という伝説があるそうです。

この「温羅退治伝説」が桃太郎の元になったのではないかと言われているらしいです。

サルやキジは出てきませんが、鬼=この地域で悪さをする温羅(百済:当時の韓国では?といわれている)を吉備津彦命が退治するというストーリーのようです。

 

吉備津神社の公式サイトに温羅退治のストーリーが紹介されているのですが、結構面白いです。

ちょうどいい感じに日本書紀の話の流れと合っていて、昔の人達が現代まで大切に言い伝えてきたんだろうな~と感じました。

 

みんなが知っている桃太郎のお話よりこっちの話が好き(水曜日のカンパネラ)

日本昔話では勇猛果敢な桃太郎ですが、ヒーロー過ぎるのはちょっと‥と思う時がたまにあります。

強いし、動物たちを家来にする懐の広さもあるなんて完璧すぎません??

と思った時は水曜日のカンパネラさんの「桃太郎」という曲がオススメです。


www.youtube.com

 

初めてこのMVを見た時は衝撃的でしたね‥。

桃太郎のちょっとクズっぽくて可哀そうな感じがなんとも人間らしくて好きです。

歌詞も中毒性があるので、娘も「きっびだーん、きびきびだーん♪」と歌っています。

 

 

まとめ

国宝あり、伝説ありで見ごたえたっぷりな神社でした。

地域の方々にも愛されている所なんだろうな~と感じました。

「岡山県=桃太郎」という理由も分かってスッキリです。

岡山県には吉備津彦命を祀っている神社が他にもあるそうなので、機会があったらまた行きたいです。

 

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吉備津神社公式サイト

www.kibitujinja.com

 

参考サイト

www.jalan.net

 

 

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