nattuberry's 旅log

【徳島】大歩危小歩危/祖谷渓を混雑を避けて楽しめました

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こんにちは!nattuberryです。

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

2021年4月、徳島県三好市の大歩危小歩危・祖谷渓エリアへ1泊2日で旅行した時の記録です。

この頃は新型コロナウイルス感染症が再拡大し、緊急事態宣言が再発令されるかどうかというギリギリのライン。混雑を避けて旅行することが必要な時期でした。

そのため、今回は大歩危小歩危峡のメジャースポットを極力避けてお出掛けしました。

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徳島県人気の観光スポット、大歩危小歩危・祖谷渓。

色々調べてみると面白そうな所がたくさん。そして奥が深いエリアだなと感じました。

 

大歩危小歩危/祖谷渓はこんな所

  • 「日本三大秘境」「日本三大怪遺産」「日本三大奇橋」「日本三大酷道」と日本三大○○の宝庫
  • 有名人や旅番組のロケでよく登場する人気の観光地
  • 春夏秋冬どの季節に行っても絶景を楽しめる
  • 山道/細道が多いので運転は要注意!

 

今回は有名スポット「かずら橋」「小便小僧の祖谷渓谷」を避け、

時間差で混雑を回避しながら絶景を楽しんだ旅の行程を記録します。

 

 

 

 

旅の概要

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今回の旅行は自宅からマイカーでの移動。

私、夫、寄り道大好き2歳児(当時2歳10ヶ月)の3人家族でのお出掛けです。

 

観光エリアの区分・アクセス

大歩危小歩危峡・祖谷渓エリアは比較的広いエリアに観光スポットが点在しています。

簡単にエリアを分けると、全部で5つ。

 

メジャーな観光スポット

  • 大歩危小歩危峡エリア
  • かずら橋エリア
  • 祖谷渓(いやけい)エリア

プラスαの観光スポット

  • 落合集落(おちあいしゅうらく)
  • 奥祖谷(おくいや)エリア

 

各エリアをMAPで見ると、点在しているように見えます。

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車の場合は、徳島自動車道「阿波池田IC」から向かうのですが、

大歩危小歩危峡→かずら橋→祖谷渓→落合集落→奥祖谷とほぼ1本道で進んでいきます。

また、それぞれのエリアは車で30分~40分程度で移動できます。

全部回ると結構時間がかかるため、ポイントを絞って回ると良さそう。

 

三好市の観光サイト。モデルコースの紹介が分かりやすい

miyoshi-tourism.jp

 

 

旅の行程

1日目に祖谷渓~奥祖谷エリアを観光。

2日目に大歩危小歩危峡と、ちょっと離れた別のエリアに足を延ばして旅行をしてきました。

 

今回訪れた観光スポット

  1. 祖谷渓(小便小僧では無い所)
  2. 奥祖谷二重かずら橋
  3. 天空の村・かかしの里
  4. 大歩危峡観光遊覧船
  5. かずら橋夢舞台(かずら橋には訪れず)
  6. 塩塚高原

 

旅のタイムテーブル

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今回は大歩危峡エリアで1泊するということもあり、一番奥にある奥祖谷から攻めていくというルートで回りました。

 

 

1.祖谷エリア:祖谷美人(いやびじん)

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私は現在香川県高松市在住で、高速を使って1時間強で到着するのですが、

出発準備に時間がかかってしまい、一番手前の大歩危峡エリアの到着が11:30過ぎ。

もうお昼が近いため、さらに奥へ進みお昼ご飯を食べられるところを探すことに。

かずら橋エリアの少し手前に「祖谷そば」ののぼりを見つけ、迷わず入店しました。

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ここのお店は祖谷の渓谷を眺めながら食事が出来るテラス席が魅力的。

さらにテラスには小便小僧ならぬ「小便狸」がいました。

ちょろちょろしている姿がなんともいえない‥。

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祖谷渓は「日本三大秘境」の1つだそうですが、そう呼ばれることだけある、美しい渓谷。

テラスから川までは結構な高さですが、川の底までキレイに見えるまさに清流でした。

清々しい気持ちになる景色です。

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食事は祖谷エリアの郷土料理を味わえます。

この周辺のお蕎麦は「祖谷そば」と呼ばれており、このエリアで取れた蕎麦のようです。

今回は「冷やしぼけあげそば」とおむすびを注文。

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分厚い油揚げと少し太めのお蕎麦。

すだちと大根おろしがサッパリとしていてツルツル食べられちゃいます。

 

このお店のメインは祖谷そばなのですが、地味におむすびが絶品

見た目はただの塩むすびなのに、一口食べると人肌に温められたご飯がほろりとほどけ、お母さんに握ってもらったような優しさを感じるおむすび。

まさにこれぞ日本人の心!といったおむすびでした。

 

その他、「でこまわし」という郷土料理もありました。

見た目は完全におでんですが、みそ田楽に近いようです。

それにしても、「でこまわし」ってすごいネーミング‥。

(今回はお蕎麦とおむすびでお腹いっぱいで注文せず)

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入店は12:00前後だったのですが、

お客さんが2~3組程度。テラス席と店内席と広々しているので、密を避けて楽しむことができました。

 

nattuberry's プチ情報:お食事だけでなく、宿泊も出来る所

ここは食堂としてだけではなく、旅館としても人気の場所。

全室露天風呂付きの客室ということで、贅沢なステイが出来そうです。

ちなみに、小島よしおさんがこの旅館に泊まったことがあるようで、その時の様子をチラッと公式ブログで紹介されています。

 

 

2.奥祖谷エリア:奥祖谷二重かずら橋

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祖谷美人で祖谷そばを食べ、いざ出発。

途中に有名スポット「かずら橋」を通過します。

今日の目的地「奥祖谷二重かずら橋」に行くには国道439号線を通るのですが、

その道が「日本三大酷道」(国道と酷道をかけてる?)と呼ばれている、超絶悪路!

ガードレールもあるんだか無いんだか、すれ違いもかなりハード。

私のような初心者ドライバーだったら5回は落ちて死んでると思われます(笑)

慎重に運転しながら(夫が)道を進み、14:00頃に「奥祖谷二重かずら橋」に到着。

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かずら橋に入るのに入園料が必要。また料金所の近くに公衆トイレがありました。

なぜか女子トイレはめちゃくちゃキレイ。

新築の香りが漂うトイレでした。

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入園すると、山の中へ。

整備されていて、ハイキングコースのようになっています。

下に透明度の高いキレイな川が流れています。

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二重かずら橋という名前の通り、「男橋(おばし)」「女橋(めばし)」の2つの橋が架かっています。

さらに「野猿(やえん)」という川を渡る、昔ながらの交通手段もありました。

この一帯は源平合戦で、高松の屋島合戦で破れた平家が逃げて身を隠した場所と言われているそうです。

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特に「野猿」が風情たっぷり。

ロープを手繰りながら川の向こう側へ渡れる籠のようなものでした。

大人2名までと定員が決まっているのですが、重くなるだけロープを手繰るのも重くなるので、結構疲れました。

が、川の上を籠で渡るという貴重な体験が出来て、楽しかったです。

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また「男橋」「女橋」は男橋のほうが長く、とってもグラグラします。

娘は怖がるかなと思いましたが、好奇心が勝ったようで、両方の橋を渡り切ってました。

足場は娘の足・体はすっぽり抜けちゃいそうなスキマなので、むしろ私の方が不安で、

娘の腕をガッチリ掴んで渡りました‥。何事もなくて良かった‥。

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滞在時間は1時間程度。

山奥ということもあり、少し薄暗くなってきてしまったので退散することにしました。

 

 

3.奥祖谷エリア:天空の村・かかしの里、名頃(なごろ)

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奥祖谷二重かずら橋へ向かう途中の村に、突如大量の「かかし」が現れてきました。

何だこれ?と思ったので、二重かずら橋の帰りにその村へ寄ることにしました。

その村は「名頃(なごろ)」という所で、別名「天空の村・かかしの里」と呼ばれているそうです。

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なんと村の人口は27人。一方かかしの人口は300人!(2020年1月時点)

人間よりもかかしが10倍以上いる村とのこと。

大阪からUターンされた女性が始めたかかし作りだそうですが、ここまで数が増えていったそうです。

村を散策している時に住人の方と出会い少しお話をしたのですが、

どうやらかかし作りをしている女性はもう少し先の山に住んでいるとのことで、一人でかかしを作っているそうです。

とはいえ、その女性は今は畑仕事や別の活動も行っているため忙しく、今までよりはかかし作りのペースが落ちているとのことでしたが‥。

村おこしとかの一環ではなく、趣味から始まってここまで有名になったというのがちょっと珍しいですね。

 

この村のかかしは洋服を着ているし表情もチャーミングで眺めていると楽しいです。

NHKの取材もあったそうで、それを見てこの村に来た方の書き込みがありました。

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ちなみに、「出川哲朗の充電させてもらえませんか」にも登場していたそうです。

www.tv-osaka.co.jp

 

滞在時間は30分程度。1日目はここで終了。

再度「日本三大酷道」に悪戦苦闘しながらその日の旅館へ向かいます。

今回は、「峡谷の湯宿 大歩危峡まんなか」に宿泊しました。

 

 

4.大歩危小歩危峡エリア:大歩危峡観光遊覧船

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2日目です。

旅館をチェックアウトして、観光遊覧船の乗り場へ向かいます。

今回宿泊した「大歩危峡まんなか」と同じ系列の所で、場所も道路渡ってすぐ隣でした。

3月下旬~5月末までは吉野川に鯉のぼりが泳いでおり、遊覧船に乗ると鯉のぼりを下から見上げて川下りを楽しめます。

この鯉のぼりが見たくて今回の旅行を計画しました。

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ちなみに、「大歩危峡まんなか」に宿泊した人は、

観光遊覧船の割引チケットをもらえます。

今回の旅行はこの遊覧船が目的だったこともあり、「大歩危峡まんなか」に宿泊しました。

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チケットを購入し、さらに階段を降りて川へ向かいます。

建物が川からかなり上に建てられているのは、吉野川が増水したときを考慮しているようです。

最高水位は建物ギリギリの高さになるみたいです。

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川沿いへ下りると、迫力のある鯉のぼりが見られます。

そして、いざ小型船へ乗り込み出発。

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ガイドさんの話を聞きながら、ゆっくり川を下ります。

大歩危峡の由来や地形の説明が分かりやすく、勉強になります。

ちなみに上流は大歩危峡、下流が小歩危峡だそうです。

 

削られた岩肌とエメラルドグリーンの水面がとても神秘的。数億年単位で作られた自然の光景だそうです。

また川から見上げる鯉のぼりも素敵でした。

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遊覧船に乗っている時間は30分、トータルの滞在時間は1時間程度。

ちなみに訪れた時は、東日本大震災のメッセージを鯉のぼりに書き込めるようになっていました。

またレストランやお土産屋さんも併設されており、とても楽しめる場所でした。

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5.かずら橋エリア:かずら橋夢舞台

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また昨日来た道を戻り、かずら橋エリアへ。

かずら橋を見ようかと思ったのですが、駐車場の様子を見ると混雑してそうだったため、断念。

 

またかずら橋夢舞台の駐車場は空いているのですが、その隣の個人運営していそうな駐車場は大混雑。

夢舞台の駐車料金は500円。個人運営の駐車場は300円。

そのため個人運営の駐車場が大人気という事情のようです。

 

今回はかずら橋夢舞台でお土産を買うだけに留めることにしましたが、

お土産の種類が豊富で選ぶのが楽しい。

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またかずら橋についての解説コーナーもあり、

どのような構造なのか、歴史などの説明もされていました。

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滞在時間は30分程度。

かずら橋をスキップしたため、少し時間が空きました。

大歩危小歩危峡・祖谷渓エリアを離れて、少し気になった別の所へ向かうことにしました。

移動距離的にランチの時間が取れ無さそうなため、途中のコンビニで済ませながら向かいました。

 

 

6.番外編:塩塚高原

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かずら橋夢舞台から2時間半程度で到着。

塩塚高原は、別名「星の高原」「四国の阿蘇」と呼ばれる秘境スポットだそうです。

毎年3月下旬には「野焼き」が行われ、ダイナミックな炎に包まれる幻想的な景色も見られるようです。

 

昨日の二重かずら橋も悪路でしたが、こちらもかなりの悪路。

とにかく山を登っていきます。

当初、「霧の高原」という場所へ向かったのですが、何故か閉鎖されており、

引き返して展望台を目指します。

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天気が良ければ瀬戸内海を一望できる絶景スポットでした。

この時は他のお客さんは誰もおらず、この景色を独り占め。

広大な景色に娘もテンションMAX。野原を駆け回っていました。

 

リピートするには悪路過ぎるため、また来るかどうかは迷いますが、

一見の価値ありの絶景スポットでした。

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まとめ

絶景ポイントが多数の大歩危小歩危峡・祖谷渓エリアと塩塚高原。

これらがある徳島県三好市は見所たっぷりの素敵な場所だと感じました。

時間的なタイミングが良かったことと、人気スポットを避けて観光したため、

混雑もせず楽しめることが出来ました。

また違う季節に遊びに行きたいと思います。

 

 

三好市観光協会のサイトがとても参考になりました

miyoshi-tourism.jp