こんにちは!nattuberryです。
当ブログにお越しいただきありがとうございます。
2021年8月に愛媛県今治市へ旅行し、その際に宿泊したホテルについての記事です。
馬島に唯一あるホテル&グランピング施設「GRAMPROOK(グランルーク)しまなみ」に1泊しました。
馬島自体は観光地!というわけではなく、島民&関係者しか車では入れないという島。
ちょっと特殊な場所で贅沢な時間を過ごすことが出来ます。
GRAMPROOKしまなみはこんな所
- 島民7人と超こじんまりした小さい島でののんびりステイが出来る
- 2020年7月にオープンしたばかりの新しいホテル
- グランピングを提供するテント会社が運営しているちょっと変わったホテル
- ホテル or グランピングが楽しめる宿泊施設
- ホテルと海がゼロ距離!来島大橋と瀬戸内海の絶景を満喫
- 「オールインクルーシブ」を売りに心落ち着くおもてなし
大満足なホテルステイとなりました。
予約サイト
ホテルデータ
私・夫・娘(当時3歳)の3人で宿泊。
「宿泊者のみが楽しめる」というプライベート感満載で過ごせる場所でした。
公式サイト
ホテルまでのアクセス
今治港でホテルの送迎を利用する仕組みです。
帰りの送迎はチェックイン時に相談して決定します。
せっかくなのでフェリー送迎を利用したかったのですが、人数制限&先着順のため利用できず、行き帰り共に車での送迎となりました。
今治港にホテル専用の駐車場エリアがあり、そこに停めて送迎を待つことになっていました。
車での送迎もなかなか面白かったです。
今治のB級グルメの説明や馬島の説明など雑談をして頂きながら来島海峡を渡り馬島へ。
そして馬島へ入島するためのチェーンを下すリモコンがあり、娘にリモコンを押させてもらいました。
橋を下りてからホテルまではあっという間。
遂に馬島へ上陸です。
ちなみに、「馬島」という名前の由来は、江戸時代に今治城のお殿様に献上する馬をこの島で育てていたためらしいです。
そのまんまやん。
今回このホテルを選んだ理由
プライベート感のある雰囲気と「オールインクルーシブ」「グランピング」というミーハーゴコロをくすぐられるワードにめちゃくちゃ惹かれました。
かなり躊躇しましたが、結局好奇心が勝ち、これも経験と思い予約しました。
私たちが予約した日はどちらも同じ値段でした。
調べていくとグランピング棟には水回り(洗面台やトイレ、浴室)が無く、ホテル棟を利用する必要有りとのこと。
娘のことを考えると水回りは客室にあった方が良いな‥と思い、ホテル棟で宿泊することにしました。
ホテル宿泊レポート
今回宿泊したのは2021年8月。
お盆を外した時期ということもあり、満室ではなかったように思います。
少人数でまったり過ごせました。
エントランス/ロビー
2020年7月に新しく出来たばかりのホテルの割には、外観が結構古め。
「元々民宿だったところを買い取って全面リフォームした」とお話しされていて納得。
確かに民宿っぽい外観です。
ただ中に入ってみると、「ここ外国ですか?リゾート地ですか?」と思うような雰囲気でした。この時点で完全に浮足立ってしまいました。
「グランルーク」の名前の通りチェス駒の「ルーク」を使ったロゴがオシャレ。
チェックイン時の諸々の手続きや説明は隣のレストランエリアで行われました。
レストラン/BARエリア
海を眺めることのできるカウンターとテーブル席のレストランエリア。
子ども連れのお客さんも多いとのことで、ベビーチェア・キッズチェアも完備されています。
モダンなインテリアで高級感があり、「私こんな格好でここに存在していいのかしら‥」と思えてきます。
ここのレストランエリアで飲み物をセルフで頂きます。
お水・お茶・コーヒー・紅茶・ソフトドリンクの他、ビール・ハイボール・ワイン・日本酒・焼酎・梅酒とフルラインナップ。
ビールとハイボールはサーバーから直接グラスへ。
日本酒や梅酒などは、愛媛を中心に四国のモノが置いてありました。
スタッフさんがこまめに氷やドリンクを補充して下さっていました。
またお部屋に持ち込むようのカップも置いてあります。
こんなの、もう飲んじゃうよね!
ホテルに到着してからは、常に何かしらのお酒を口に入れていました。
飲んだくれ上等です。
娘もオレンジジュースとりんごジュースと野菜ジュースを交互に飲みまくってました。
お部屋
ホテル棟は3階建て。私たちは2階に宿泊しました。
(大浴場を利用する場合は混雑防止のため、事前にフロントに連絡する必要があるそうです)
2階のマップはこんな感じ。
私たちは202号室に宿泊しました。
ドリンク・パジャマコーナー
エレベーターを降りてすぐの所に、パジャマとドリンクを選ぶコーナーがありました。
パジャマは大人用と子供用(ワンサイズ)、カラーは3種類。
部屋着として夕食時等にレストランエリアに着てきてもOKとのことでした。
子ども用パジャマは3歳娘にはかなり大きかったのですが、袖をまくって着ると逆にそれもカワイイという不思議な現象が起こりました。
ドリンクはウォーターサーバーと冷蔵庫に缶ジュースが何種類か。
ここも自由に飲んでいいとのこと。神か‥!
そしてこのスペース、なんだか高級ショップのようです。
廊下
ホントにここ民宿だったの?と思っちゃうような、高級感溢れる廊下です。
しかもめちゃくちゃ良い匂いがします。
廊下を歩くだけでストレス値が激減する気がします。
客室全体
ホテル棟の部屋タイプは全部で6つ。
その中でも私たちは「スタンダードツインBタイプ」に宿泊しました。
定員3名、44㎡と結構広めのお部屋です。
セミダブルのベッドが2台、ソファーベッド1台という感じです。
ソファーは背もたれを簡単に倒せるようになっていました。
娘をソファーベッドで寝かせたのですが、寂しかったのか途中で起きてきて私たちのベッドに潜り込んでいました。
ベッドの高さも低いので、小さいお子さんも安心だと思いました。
突き当りの窓から見える来島海峡&瀬戸内海が素敵です。
(案の定私は部屋番号を失念し、間違った部屋に入ろうとして他のお客さんに迷惑をかけてしまいました)
設備/アメニティ
下駄箱にハンガーラック、長いカウンター下に空気清浄機、ポットとお水があります。
ここで気付いたのですが、このお部屋冷蔵庫がありません!
全てのお部屋がそうなのかは分からないのですが、「だからこのホテルはフリードリンクなのかと」納得しました。
客室に冷蔵庫があるのって当たり前だと思っていたのですが、案外冷蔵庫が無くても特に不便を感じず過ごせました。
逆に「ルーティンにしている飲み物や食べ物を自宅から持ち込んで冷やしたい」というのはガマンしないといけませんね‥。
アメニティはチェックイン時に、男性用・女性用・子供用とそれぞれまとめて頂きました。
ホテルのロゴがプリントされているバッグに入っており、バッグは持ち帰ってOKとのこと。
オシャレなので使わずに自宅の壁に掛けています(笑)
こちらは女性用アメニティセット。
スリッパがペラペラしてなくて、履き心地が良かったです。
男性用には追加でレザーが入っていました。
子ども用は歯磨きセットと何かが入っていました(忘れちゃいました‥)
お風呂
シャワーブースと浴槽が分かれているタイプで、外国のホテルによくあるスタイルでした。
海を眺めながらお風呂に入れますが、丸見えなのでブラインドをおろしておいた方が良さそう。
次にお風呂に入る人は事前に確認しないと、寒さにブルブル震えてしまうので要注意です(汗)
洗面所/トイレ
お風呂と洗面所・トイレは独立しています。
タオル類は娘の分まで用意して下さっていました。
さすが新しいホテル。トイレはウォシュレットで、洗面所もキレイでピカピカです。
ドライヤーはサロニアのもので、威力バツグンです。
グランピング棟
「コクーンハウス」と呼ばれるグランピング棟がホテル棟のすぐ隣にありました。
ベッドが4つ!とかなり広々としたお部屋のようです。
目の前が海で、かなり贅沢に過ごせそうです。
グランピング棟は水回りが無いため、ホテル棟にある大浴場を利用できるとのことです。トイレとかもホテル棟に毎回行く必要があるのかしら‥。
※こちらの写真は公式サイトより
海:プチアクティビティ
主だった観光地が無い島のため、スタッフさんが色んなおもてなしを考えていらっしゃるようでした。
ありがたく参加させていただきました。
来島海峡ウォーキング
そこまでみんなで歩くというプチイベントがありました。
娘も道中のクモや虫に食いつきながらもテクテク歩いていました。
スタッフさんのお話によると、エレベーターがある橋は日本で数ヶ所しか無く、珍しいそうです。
橋の上はいつも車から見る風景を生で見るのがとても新鮮でした。
ちょうど日暮れも近く、海がキレイでした。
スタッフさん達が写真を撮ってくれて、良い家族写真も撮れました。
海辺でワイン飲みまくりサービス
来島海峡からの帰り道、ホテルの先にある浜辺でワインサービスをやっているとのことで、ホテルに戻らずそのまま向かいました。
グランピング棟を通って、小さい丘の入り口から向こう側の浜辺へ出れるようになっていました。
ちなみに丘の上には「来島神社」があるとのこと。
ちょっとした林を抜けると、ひっそりとした浜辺が見えてきます。
カウンターとソファが置いてあり、のんびりと過ごせるようにセッティングされていました。
なんか秘密の場所に来たような感覚になります。
スパークリングワイン・白ワインを中心にめちゃくちゃ飲みました。
長野県にも系列のホテルがあるとのことで、長野のワインを頂きました。
ちなみに子どもやアルコールNGの方にはカルピスが振る舞われました。
また、ちょっとしたおつまみとしてドライフルーツやオーガニックっぽい?フルーツグミも頂きました。
海を眺めながら、スタッフさんと雑談をしてゆったりとした時間を過ごせました。
更に隠れ家っぽい感じになっています。
娘は岩肌にいる虫?に興味津々で追いかけて捕まえて遊んでいました。
そうこうしているともう夕暮れになっていました。
この後はホテルに戻って、部屋着に着替えて夜ご飯を食べました。
浜辺で砂集め
翌朝、朝食後~チェックアウトまで目の前の海辺で遊びました。
来島海峡周辺は船の往来も多く、潮の流れも速いとのことで泳ぐのはNG。
念のため水着を着て遊びました。
また、ホテルから砂を持ち帰えれるようにビンを頂きました。
何かを入れる遊びが大好きな娘は砂を入れては出して、海水で洗ってまた砂を入れて‥と何回も遊んでいました。
ホテルでの食事
夕食・朝食共にレストランエリアで食事です。
ドリンクはフリードリンクのため、セルフサービスで好きなモノを好きなだけ飲めるスタイルでした。
夕食
大人は地元産の食材を使ったコース料理。
娘はお子様プレートでした。
レストランの窓からはライトアップされた来島海峡大橋を眺めることが出来ます。
お子様プレート
子どもが好きなメニューがギュッと詰まったスペシャルプレートでした。
結構ボリュームがありましたが、3歳娘は8割位食べていました。
取り皿やお子様スプーン・フォークも用意してあったのでとても助かりました。
大人の会席料理
愛媛県産を中心に四国の食材をふんだんに使った料理でした。
どれもこれも、お酒が進む食事ばかりで全部美味しくペロリと食べてしまいました。
特に食前酒のみかん酒がめちゃくちゃ美味しかった‥!
チェックイン時からビールを飲み、夕方前にはワインをがぶ飲みし、夕食時にはビールに焼酎に日本酒に梅酒にと1ヶ月分位のアルコールを摂取して、へべれけ状態の夕食になりました(笑)
あー美味しかった!
朝食
ただお酒類はビール以外は下げられていました。←ビールはあるんかい(笑)
私が和食、夫が洋食を選びました。
子どもはプラス3,500円で用意できるとのこと。
ただし、白ご飯(+ふりかけ)と味噌汁は無料でサービスしてくれるとのことで、普段の娘の朝ごはんの量を考えると、白ご飯で十分だと思ったため、追加注文はしませんでした。(おかずは私たちのものから少し分けました)
こちらが和食。
お重箱に入っていて、朝イチの胃にも優しいラインナップでした。
洋食はコチラ。
パンはおかわりできるとのことで、夫は何回かおかわりしていました。
娘も白ご飯よりパンの気分だったようで、夫のパンを美味しそうに食べていました。
食後はテラス席で紅茶を飲みながら橋と海を眺める‥。
あぁ最高な朝です。(娘は浜辺を全力疾走して夫が追いかけてくれました)
nattuberry'sプチ情報
ホテルの運営はグランピングのテント会社
ワイン飲みまくり会の時にスタッフさんとお話をしたのですが、その時にこのホテル運営について色々教えて下さいました。
ここのホテルの企画・運営は「グランピングジャパン株式会社」というグランピングテントの販売を行っている会社だそうです。
グランピングの運営を考えているキャンプ地やリゾート地に対してのコンサルティングや支援事業を行う中で、自前でもホテル事業に参入したという経緯があるとのこと。
この馬島の他、同時期に長野にもグランピング施設の運営をスタートしたそうです。
特に長野の方は、テントを2つ繋げる「ツインドーム」という新しいタイプのグランピング施設を導入したことがポイントとお話されていました。
長野の施設もですが、他の所にも泊まってみたいです。
こういう背景があるんですね。納得です。
「オールインクルーシブ」というよりは「フリードリンクプラン」のイメージに近い
このホテルの売りは「オールインクルーシブ」という、宿泊料金に食事やドリンク代が全て含まれるというスタイルの宿泊プラン。
ただ実際に泊まってみると、オールインクルーシブというよりは「フリードリンクプラン」というイメージの方が近いような気がしました。
オールインクルーシブと聞くと、食事もいつでもOK!どれだけ食べてもOK!なブッフェスタイル的なイメージでしたが、
実際はコース料理で食べる時間が決まっていたり、子供の朝食は別料金だったりと食事に関しては一般的なホテルや旅館と同じでした。
とはいえ、このフリードリンクはめちゃくちゃ嬉しかったです。
というより、この絶景を見ながら、無料でお酒を好きなだけ飲める!というのが最高でした。
「オールインクルーシブ」を知るきっかけになった動画
オールインクルーシブは超豪華なホテルに泊まれる選ばれし者の特権!と思いながら見てました。
いつかこんなホテル泊まってみたい‥
まとめ
我が家には珍しい、贅沢でのんびりとした時間を過ごすことが出来ました。
客室数が少ないため、少人数ではあるものの一緒に散歩をしたり、お酒を飲む場があったりと交流の場もあるため、ちょっとした顔見知りを作れるチャンスにもなるなぁと感じました。
私にもっとコミュ力があれば友達とか出来たかもしれません。(残念)
ファミリーも多く、赤ちゃん連れにも優しいホテルだと感じました。
年に1回位、こういう贅沢なホテルステイがしたいものです。
公式サイト
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